【目次】 前p2-36<<【p2-37】>>次p2-38 ●栗、その他(スグリ、アンズ等) ・『栗』山にも里にも栗の木はいたるところに生えていた。大きな木は直径50センチ、高さ15メートルくらいのも のもあっった。 小さい木でもよく実が成って、二俵くらい拾う家もあった。栗の実は茹でて干したりしておやつにして食った。 栗飯、キントン、砂っ栗(大きめの栗を生のまま砂に生めておき正月ころ食べると甘くなって美味)などに利用し た。 ・その他の果実、・スグリ、(古いタイプの実が赤くなる房すぐりと北欧系の二種類があった)スグリ(グズベ リ)、・アンズ、・サクランボ(大きな実の付く)、・コウメ、・オオウメ、(紅梅、白梅)、・ブドウ(ナイ アガラ)、・モモ・リンゴ、・、ナツグミ、・ユスラウメ・ヒメリンゴなどの栽培種果実の木があった。此れら の木の苗は、昔『笊』売りなどで他所行ったとき買い求めて来て大切に育ていたものと思われる。 此れらの果実の木は戦後次第に伐採されてしまい、昭和40年ころまでには殆どの木が無くなってしまった。 昔は各家の東側の土手等には、シャクナゲ、ツツジなどの花木を構えて前栽を作ってこれを愛でて大事にしてい た家が有った。『はらんきょ』や『かき』の大木を切り倒した理由はどうしてかわからない。 ◆馬を飼わなくなってから、吉野は徐々に変わり始めた。此の村ほど花木や草花や果実などによって風情を楽し む習慣が極度に低いと感じられる里は、外には無い。(木曾谷の山郷で吉野のよな昔からの人里、「与川」や「 柿其」などでは花木、草花、果実の木などを大切に育て、昔からの奇麗な環境が保持された、風情豊かな村里のよ うに見受けられるる)。 |
記事: 『栗』については毎年山に拾いに行き、拾ってきた栗の皮をむいて栗ご飯を食べました。栗は販売している物と は異なり、かなり小粒ですが、甘くて美味しい。 上記文中で、吉野は「草花や果実などによって風情を楽しむ習慣が極度に低い」、となっていますがが、どうも これは認識の相違で、帰省したとき見るとどの家にも花が一杯咲いています。実家も畑には、ナスやキュウリで も栽培すればよいと思うが、家の周りの畑には「ダリア」や「グラジョラス」「ユリ」などの花を沢山植え、夏に 帰ると花が一杯になっています。 <吉野の赤カブの写真> 「実のなる木」ではありませんが、小史に載っていなかったが昔ら吉野には[赤カブ」があります。 毎年冬になると実家から、赤カブの漬物を送って頂いているが少しピリット辛く非常にに美味しい。 ただし、吉野カブは古代品種でカブが小さいので、実家で栽培しているのは王滝カブです。 Werbで見ると上松町で吉野カブ・芦島カブを栽培しているのは4軒程度であり入手が難しいとなって いました。 吉野の何方が栽培してるか判りませんが、貴重品種を絶やさないようにガンバって下さい。 紹介Webページ→ 「木曽の赤かぶ」 |
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